希少なイタリアのムラノガラス
アンティークジュエリーでコアなファンの方がの多い素材に「ガラス」があります。
ガラス作家と言えばルネ・ラリックを思い浮かべる方が多いと思いますが、ヨーロッパで有名なのがムラノガラス。
ムラノガラスとは、イタリアのヴェネツィア、ムラーノ(MURANO)島で作られたガラスのことです。
当時、ヴェネチアのムラノがこうしたカラーガラスの唯一の産地でした。
そんな希少なムラノガラスのロングネックレスです。
乳白色のオパリンガラス
全体が水色のガラスでできています。
大半は透明〜半透明な水色のガラスビーズで、所々に乳白色の大きな珠が入っています。
「オパリンガラス」と呼ばれるガラスで、宝石のオパールに似た、光沢のある乳白色のガラスです。
大きな乳白色の珠には金箔が貼られ、ガラスビーズが施されています。
装飾性の高い、ムラーノガラスの中でも珠玉のネックレスです。
ネックレスの長さは80センチ。
19世紀後期のイタリア製。
留め具部分は銀製です。$
動画は下記をクリックしてご覧ください。
ムラーノ(ムラノ)オパリンガラス アンティークネックレス










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ガラスは最も古い「宝石」のひとつです。
古くは紀元前3000年前のメソポタミアとコーカサスの遺跡から発見されています。
いわゆる貴石の代役としての役割も、少なくとも紀元前1500年前のエジプト文明の頃には既に確立されていました。
中世、カラーガラスは主に宗教的な目的に用いられました。
例えば聖骨箱や聖書に飾られました。
非宗教的な用途としては、例外的に子供のジュエリー、そして葬儀用のジュエリーにも使われました。
この時代、ヴェネチアのムラノがこうしたカラーガラスのほぼ唯一の産地でした。
アンティークでガラスのことを語る上でよくでてくるのがMURANOガラスという言葉です。
ムラノガラス(ムラーノガラス)とは、イタリアのムラノ島で作られたガラスのことです。
1271年、ヴェネツィアでは最初のガラス職人組合が結成され、1291年には技術の流出を防ぐことを目的に、ガラス工房をムラノ島に集める法令が出されました。
こうしてムラノ島では様々なガラス工芸技術が発達して、美しいガラスアクセサリーが作られるのです。
特に15世紀以降には、金箔張り・エナメル装飾技術の革新が行なわれ、ダイアモンドを使ったグラヴュール装飾技術も洗練されていきます。
更に「乳白ガラス」「レース グラス」も生み出されました。
ムラノ島で作られたガラスにはとても美しい作品が多く、イタリアらしい鮮やかな色彩が魅力的です。
日本ではそれほど有名ではありませんが、欧米のアンティーク市場でもとても高く評価されています。
ムラノガラスに変化が起こるのは、18世紀になってからです。
政府の厳格な職人の流出を抑える政策にもかかわらず、ムラノの職人が他の地に流出したからです。
この流出によって、ガラスジュエリーはフランス、そしてボヘミアで発達していきます。
アンティークジュエリーに使われているその他のガラス技法については別途、詳しく記しましたのでご参考ください。
アンティークのガラスジュエリー「サフィレット(Saphiret)とボヘミアの変色ガラス
アンティークのガラスジュエリー 「ペーストジュエリー(鉛ガラス)、ストラス、アランソンのダイヤモンド」
アンティークのガラスジュエリー「吹きガラス(ふきガラス)」
アンティークのガラスジュエリー「ブリストルグラス」
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
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