定番だからこそ上質な物を選びたいアンティークダイヤモンドのピアス
1880-1900年頃のフランス製。
こうした2カラーゴールドのダイヤモンドピアスはフランスアンティークジュエリーでも定番的存在ですが、ダイヤモンドの質や大きさ、細工やデザインなど細部まで見ると、どれ一つとして同じものがありません。
それだけに一つずつ吟味して良い物を選ぶべきアイテムです。
このピアスは、まず上質なダイヤモンドが素晴らしいです。
直径4ミリと大粒で、色も良く、よく輝き、オールドヨーロピアンカットにされています。
カット面も非常にシャープで一切ダレなどがない素晴らしい状態です。
この大きさ、このクオリティーのダイヤモンドは、こうしたアンティークダイヤモンドピアスの中でも最大に近い大きさ。
左右2粒これだけの大きさのダイヤモンドが使われているのですからとても贅沢です。
身体の動きにあわせて揺れるダイヤモンド
上のモチーフからワリカンで下のパーツに繋がり、中心のダイヤモンドがモチーフごと揺れるように作られています。
「揺れる」と言っても無造作に揺れるのではなく、裏で留め具と繋がり、適度な範囲の中だけで優雅に揺れるように計算されているところが憎いです。
留め具へと繋がる上部にももう一つ小さなダイヤモンドがセッティングされていて、こちらはローズカットにされています。
全体は18Kイエローゴールドで上下左右、合計4つのダイヤモンドの台座だけがホワイトゴールドになっています。
ダイヤモンドはいずれも、台座から長く伸びたWGの爪でとても丁寧にセッティングされています。
爪と爪の間はお椀のようななだらかな曲線でつながり、波打つような柔らかな曲線で、台座全体で花びらを表現しています。
ベルエポック時代らしい洗練されたデザインが魅力的なピアス。
こうしたダイヤモンドのアンティークピアスは1つは欲しいアイテムです。
細工も素晴らしくお薦めの一点です。
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現在では世界中で使われる「ダイヤモンド」という言葉。
その語源は、ギリシャ語に遡ります。
天然の物質の中でもっとも硬いダイヤモンド。
ギリシャ人はダイヤモンドのあまりの硬さに、それを「征服されざるもの」「服従されることができない」という意味の「「アマダス(adamas)」というギリシャ語でこの石を呼びました。
それがラテン語で「アダマント(adamant)」、Aが外れてダイヤモンド(diamond)になったと言われています。
今回はダイヤモンドの宝石としての特徴について、いくつか書いてみたいと思います。
1)ダイヤモンドは熱に弱いのか?(熱への耐性について)
ダイヤモンドの特性として硬質だけれど、熱伝導は高い(つまり熱が伝わりやいといこと)と聞いたことがある方もいるでしょう。
原子の熱振動が伝わりやすい宝石なのです。
触ると冷たく感じるのはこのためです。
では夏場など気をつけなくてはいけないかというと、別にそんなレベルで弱いわけではありません。
熱に弱いといっても、800度くらいで燃えてしまうだけです。
日常生活の中で、例えば真夏の直射日光に当たったからといって問題はありません!
2)地球上もっとも硬い物体であるダイヤモンドは、絶対に割れることがないのか?
ダイヤモンドはモーリス硬度10。
世界で最も硬い宝石であり、地上で最も硬い物質です。
「じゃ、絶対壊れないに違いない!」と思いますよね。
いえ、壊れることはあります。
例えば普通はまずやらないと思いますが、ダイヤモンドと鉄を思い切りぶつけると、ダイヤモンドのほうが壊れる可能性は高いそうです。
衝撃や曲げる力に強いかどうかのことを「脆性」というのですが、この点においてダイヤモンドは鉄より弱いのです。
鉄とダイヤをゆっくりすり合わせて削るようにすると、ダイヤで鉄を削ることができますが、がちゃんとぶつけるとダイヤのほうが割れることが多いです。
硬い→絶対衝撃に強いということではないのです。
もっともダイヤモンドが非常に硬度の高い石であることは間違いなく、通常の使用ではまったく問題にないですが、バッグやポーチに直接ダイヤモンドのジュエリーを放り込むというようなことはお避けください。
3)ダイヤモンドの蛍光性
ダイヤモンドの中には蛍光性のある石もあります。
ダイヤが紫外線を浴びてどういう反応を示すかということで、ダイヤモンドの中には青い蛍光性を示すものがあるのです。
特に蛍光性のあるなしが価格と連動しているわけではありませんが、このダイヤモンドの蛍光性、地域によって受け止め方は様ざまです。
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