イリュージョン(幻)のリング
視覚的マジックで、指輪を回転すると指輪が拡がっていくような錯覚を起こす指輪です。
逆方向に回しいますと今度は指輪が縮んでいくように見えます。
縒り線のような細工が手作業で作りこまれていて実際は同じ幅なのに、左右で幅が違って見えることで、このような目の錯覚を起こします。
イリュージョンリングの要は2つの縒り線です。
ここがしっかり手作業で作りこまれているところが、美しさにつながっています。
写真では分かりづらいので、本当は手に持ってクルクル回していただいて喜びを分かち合いたい指輪です。
19世紀後期-1900年頃のイギリスやフランスで作られたイリュージョンリング
イリュージョンリングはアンティークジュエリーでも滅多に見られるものではなく、当店でも入手するのは初めてです。
19世紀後期-1900年頃のイギリスやフランスで作られました。
このようなストーリーのあるアンティークリングはその仕掛けを人に話しても面白いですし、楽しさ倍増です。
1900年頃のフランス製。
18カラットゴールド。
指輪サイズは8号(サイズ直しは不可)。
計ると8号なのですが、8-9号の方でしたら問題なく入ると思います(実際私も9号ですが余裕で入ります)。
こうしたサイズを変更できない指輪は、そうした理由による返品にもフレキシブルに対応させていただきますのでごお気軽に相談ください。
追記
宝石もついておらず厚みもしっかりあるためとても堅牢で、日常使いに最も向くタイプのアンティークリングです。
縦幅が3ミリ、厚みが約1.5ミリ、重量が1.8グラムです。
小さな写真をクリックすると大きな写真が切り替わります。
アンティークジュエリーでは時々、面白い仕掛けが施されたリングが存在します。
一番よくあるのが、例えば一つの指輪をいくつかにパーツに分解することができるリングです。
下記は当店で販売済みの18世紀のリングです。
一つのリングに見えますが、2つのリングで構成されています。
パズルのように組み合わさるので「パズルリング」と呼ばれています。
近年、カルティエがこのパズルリングを真似たリングを発表しています。
この指輪を仕入れたときに見つけた別の18世紀のでは(コンディションがイマイチだったため仕入れは断念しました)、1つの指輪を縦に3つに分解できる構造になっていました。
こうした「分解できる指輪」は18世紀のフランスで度々作られました。
また視覚的効果を有効につかったリングも存在します。
下記は当店扱いのイリュージョンリング。
その名の通りイリュージョン(幻)です。
指輪を動かすと、その動きにあわせてフレームが太くなったり細くなったり見えるのです。
もちろんゴールドが伸び縮みするわけはなく、視覚的マジックです。
このようなちょっと人に話したくなる面白い仕掛けのあるアンティークジュエリーは、アンティークジュエリーの中でも格別の楽しみがありますね。
アンティークエピソード集のページでは、様々なアンティークに関するエピソードをご覧いただけます。
アンティークリング、アンティークネックレス、アンティークピアス、アンティークブレスレット等、希少なヨーロッパのアンティークジュエリーを随時100点以上揃えています。
シェルシュミディで取り扱うアンティークジュエリーは、全てオーナーが直接フランス、イギリスを主としたヨーロッパで買い付けてきたものです。