クリソベリル アンティークペンダントトップ(1820-1830 ジョージアン)

もっとも煌きが高い宝石、クリソベリル アンティークジュエリーでも出会えることは少ないけれど、見つけたときにとても嬉しくなる宝石ニクリソベリルがあります。
名前からはエメラルドやアクアマリンが属するベリル系の宝石を想像しますが、鉱物的にベリル系の宝石ではありません。
透明なレモングリーン色が特徴です。
エメラルドより淡く、ぺリドットより渋い緑色は他の宝石にない色で、アンティークジュエリーにおいて玄人の人ほど好む宝石です。
クリソベリルは「the most brilliant of gems(宝石の中で最も煌きが強い)」と言われていて、その煌きは素晴らしいものがあります。
色はもう少しレモン色の強いクリソベリルが多いですが、このクリソベリルの色はよりグリーンの色が強く出ています。
アンティークジュエリーのクリソベリルは淡く色が鮮やかに出ていないクリソベリルも多いので、これだけ色が鮮やかに明るいクリソベリルは希少です。
こちらも先日ご紹介しましたトパーズと同じ出所から仕入れており、やはり宝石のクオリティーには素晴らしいものがあります。 ジョージアンならではの華麗な金細工 金細工に、時代の特徴が良く出ているところも良いです。
クリソベリルは全周をゴールドで包み込むようにセットした枠に、ゴールドの小さな玉が留められています。
これは当時のカンティーユ金細工で用いられた技法で、小さな金の珠を一粒ごと熱をかけて留めて仕上げられています。
繊細かつ高度な技法で、他の時代のジュエリーにまずあまり見ることがありません。
ペンダント自体は7.5ミリx1.3センチ(最上部の引き輪を含まず)ととても小さいです。
一見至極シンプルに見えますが、金細工や色彩が艶やかで小粒なのにその色といい一目を引く作品です。
1820-1830年頃、ジョージアン王朝時代後期のイギリス製。
地金は15カラットゴールド。
最上部の引き輪のみ当店で付け足しています。
その下の引き輪が小さすぎるためです。
注:チェーンは付いていません。

  • 幅:7.5mm 
    高さ:13mm 
    重量:0.8g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

クリソベリル アンティークペンダントトップ(1820-1830 ジョージアン)

  • 他に宝石にはないグリーンカラー。小さいペンダントですが存在感があります
  • とても小さいペンダントなので重ねづけも含めて多様な使い方が可能です
  • クリソベリルは5.5ミリx8.5ミリと宝石自体は大粒
  • 外側へと向かっていく粒金。シンプルなようでいて難しい技術です
  • 裏面にファセットを伸ばしていて、表から見たときはそれが映りこみ綺麗です
  • クリソベリル アンティークペンダントトップ(1820-1830 ジョージアン)
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アンティークエピソード

クリソベリル(Chrysoberyl 金緑石)を用いたアンティークジュエリー

アンティークジュエリーでも数はとても少ないけれど、出会えると嬉しい宝石にクリソベリルがあります。
クリソベリルという宝石はその名前からエメラルドやアクアマリンが属すベリル系の宝石であると言う誤解を生むかもしれませんが、ベリル系の宝石ではありません。
「クリソベリル(Chrysoberyl)」と言う宝石名はギリシア語で「golden beryl」から来ています。
最も煌きの高い宝石の一つで、硬度としてはダイヤモンドとコランダムについで高いです。

名前が似ているのは両方に「ベリリウム」が含まれているからでしょう。
クリソベリルと鉱物的に同じ宝石は、アレキサンドライトとクリソベリルキャッツアイです。
クリソベリルでもっともよく見られる色は、透明なグリーンレモン色ですが、淡い黄色のクリソベリル(クリソライト)からアップルグリーン、ハニー色と呼ばれる少しブラウンを帯びた色まで、色の幅があります。

クリソベリルはブラジルあるいはスリランカで採掘され、それがヨーロッパにもたらされイギリスではヴィクトリア時代、エドワーディアン時代に流行します。
19世紀に英国王子がプロシアの王女にクリソベリルキャッツアイの指輪を贈ったことで、イギリスはじめヨーロッパ各国でも一躍人気の宝石となりました。
下記はイギリスのヴィクトリア期のリングです。

>クリソベリルのアンティークシングルストーンリング

クリソベリルとポルトガル
クリソベリルが比較的、は18世紀のポルトガルのアンティークジュエリーに見られることが多いです。
ブラジルがポルトガルの勢力圏であったことと関係しています。
フランスやイギリスのアンティークジュエリーでクリソベリルが見られるケースは数としては少ないため、それもあり価格が高価になりがちです。
以前ロンドンで全周にかなり大きなクリソベリルがセットされたネックレスを見たのですが(お値段ももちろんとても高価でした)、それが目に焼きついて離れないです。

カリスマ性のある希少石クリソベリル
クリソベリルは大きな力を持つと信じられていました。
エネルギーバランスを保ち、瞑想を促すと言われています。
目の問題を解決する、「evil eye」から守ってくれると古くから信じられてきました。
アラブ世界では身に着けていると、戦いの場で相手から見えなくなると信じられているそうです。

キャッツアイ効果(シャトヤンシー)
クリソベリルには「シャトヤンシー(キャッツアイ効果、猫眼効果)」と呼ばれる光の帯が見られることがあります。
まるで猫の目(キャッツ・アイ)のように、光の線が現れます。
キャッツアイ効果は、光の反射・屈折によるものです。

タイガーアイやホークスアイなどでも見られるキャッツアイですが、.クリソベリル自体が、鉱物として稀少です。
その中でさらにキャッツアイが見られるものとなりますと一層希少性が高いです。

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