フィリグリーアンティークゴールドチェーン(22カラットゴールド)

幻のフィリグリーアンティークチェーン 当店ではかつて多くのアンティークチェーンを扱ってきたということもあり、頻繁にご要望を頂くのがフィリグリー細工のチェーンです。
フィリグリー細工とは線細工のことです。
ゴールド(シルバーのこともあります)で細い金属線を作り、それを自在に曲げて必要な部分だけを接続して装飾を作る宝飾技法のことです。
フランスアンティークジュエリーの王道で、1880-1900年頃に製作されました。
以前はフィリグリーチェーンはそれなりに数も出てきましたので何度もご紹介してきましたが段々見つけづらくなってきていて、コロナ後の今はもう絶滅状態です。
市場ではまず見つからないです。
このチェーンも懇意にしているディーラーさんの私物を譲り受けています。
マーユと呼ばれる楕円形の模様とその間に入ったひと回り小さな真円のパーツが、フィリグリー細工で製作されていまし。
マーユが細身なところも、特に細身のフィリグリーチェーンが好きな日本人好みです。
表裏両面に、ミルグレインも打たれています。 何と22カラットゴールドです フィリグリーチェーンは18金で作られて、18金の刻印が打たれるのが常ですが、何とこのチェーンは前代未聞で22金あります。
なんでそんなことが分かったかといいますと、打たれているのがフランスの古いゾウムシの刻印なんです。
ゾウムシの刻印は古い時代の証にはなるのですが、銀製品にも打たれていたので金位の証にはならないのです(打たれ方によってはゴールドと特定できることもありますが複雑な話になりますので割愛します)。
もちろん明らかにハイカラットゴールドなのですが、18金としては面積に対する比重も異なるような気がしました。
ちょうどそのディーラーさんの事務所が、オークション会社などが集まっている宝飾問屋街にあったので知り合いの機械で調べてくれるところに行ったのです。
そうしましたら、何と22カラットあるということが分かったのです(留め具の一番大きなパーツは後年替えられたのでしょう、そこだけ18金でした)。
これは嬉しいサプライズでした。
フィリグリー細工でも時々軽量なチェーンも存在しますが、重さもあり厚みもきっちりありますので、きれいに垂れてくれます。
しかも長さも68センチ。
これはもう幻の中の幻です。
18カラットゴールド。
1880-1900年頃のフランス製。

  • 幅:680mm 
    重量:8.2g
    商品の状態:良好
  • 販売価格:売り切れました。

フィリグリーアンティークゴールドチェーン(22カラットゴールド)

  • 楕円と真円の2パターンのモチーフの間をジャズロン編みでつなげています
  • 縦長で細身のシルエットで着けやすいです
  • 楕円モチーフは横が5ミリ、縦が1.3センチで、ペンダントによっては通せます
  • 左右の葉模様の両面に見るグレインが打たれています
  • フランスの古い時代の刻印(ゾウムシ)が打たれています
  • フィリグリーアンティークゴールドチェーン(22カラットゴールド)
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アンティークエピソード

アンティークジュエリーの金細工「フィリグリー」

アンティークジュエリーの醍醐味の一つはその手の込んだ繊細な金細工です。
あまりに緻密な細工であるため、時として肉眼では見切れないほどです。

肉眼で見切れないほどの金細工を当時、どのようにして職人さんは製作していたのでしょう?
それは手の感覚だったと言います。
熟練した職人さんは最後は手の感覚で、金細工を仕上げていったのです。

フィリグリー細工とは、金や銀を糸のように細くして巻きあげ模様をつくる金細工の一技法です。
可鍛性(かたんせい)といって、衝撃や圧力で破壊されることなく変形できるゴールドの性質を利用した加工方法です。
繊細な金細工で、20世紀初頭以前のジュエリーに見ることができます。
プラチナがジュエリーの世界で実用化されていくにつれ、このような手のかかる金細工技法は徐々に消えていきます。

フィリグリー細工は作られた時代が長期に及ぶので年代の特定が難しいところですが、下記の「マーユ」と呼ばれ楕円形の編みにフィリグリー細工を施したネックレスやブレスレットの大半は、1880-1900年頃のフランスで作られました。

アンティーク フィリグリー金細工ゴールドチェーン

まるで糸のように自由自在に美しいラインを描いています。
このようなフィリグリー金細工のゴールドあるいはシルバーの「チェーン」はほとんどがフランス製になります。
同時代のイギリスではまず見られません。
下記はやはりフランス製の銀製のフィリグリーチェーンです。

銀製アンティークフィリグリーロングチェーン(ソートワール)

一方、大陸ヨーロッパではフランスの他にも数は少ないですがドイツやオーストリアハンガリー帝国でもフィリグリー細工を用いたジュエリーは作られました。
しかしチェーンではなくブローチ等が多く、作品の雰囲気もフランスのフィリグリー細工とは異なります。
下記はロンドン、ヴィクトリアアルバート美術館所蔵のドイツ製のシルバーフィリグリーのブローチです(1872年製作)。

シルバーフィリグリー

(c)Victoria and Albert Museum, London 2018

銀製のフィリグリー細工はこの他、ポルトガル、エジプト等でも見られます。

下記はやはりフィリグリー細工のブレスレットで、素晴らしいフィリグリー細工に加えて更に金線に芥子真珠がセットされています。
年月とともにこうした芥子真珠は欠けていくことが多いのですが、非常に状態が良く残った希少な例です。

フィリグリー金細工アンティークチェーンブレスレット(シードパール)

下記はエナメルと共にフィリグリー細工が施された例です。

フィリグリー細工アンティークペンダント(透かし、赤エナメル)

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